公開シンポジウム「支え合う、はぐくむ、宗教の力―格差と孤立を越えて―」

(公財)国際宗教研究所・上智大学グリーフケア研究所主催公開シンポジウム「支え合う、はぐくむ、宗教の力―格差と孤立を越えて―」
日時:2019年2月17日(日)13:00~17:30
会場:上智大学2号館17階2-1702会議室(東京都千代田区紀尾井町7-1)
登壇:
・池田奈津江(弥生神社権禰宜)
・久保一元(天理教麹町大教会会長)
・ビスカルド篤子(カトリック大阪大司教区社会活動センターシナピス事務局員)
・吉水岳彦(ひとさじの会事務局長)
コメンテータ:芳賀学(上智大学総合人間科学部教授)
司会:弓山達也(国際宗教研究所常務理事/東京工業大学教授)
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先端教養科目(4Q)で最優秀賞

東京工業大学博士課程の学生は、教養先端科目という授業が必修科目である。内容は、国連の持続可能な開発テーマ(SDGs)からえらんだ16番目のテーマを学期ごとに学ぶ。5人のグループを作り英語で議論し、成果を最終の授業の時にポスターセッションとして発表する。今学期のテーマは、“Peace, Justice, and Strong Institutions: Global Justice: Violence and Democracy”である。
ランダムに決められた、わがチーム構成は5名。メンバーは、建築学専攻2名、経営専攻1名、英語教育・教育工学専攻1名、宗教社会学1名である。チーム全員が社会人経験者である。授業は英語で行われるが、受講者は皆、見事な英語を話す。理由を聞くと、会社は英語で業務、留学経験を1年、そして、ネイティブなのでと。大学も英語が日常に変わりつつあることを実感する。

さて、2019年1月26日土曜日、「教養先端科目」授業最終日は、すずかけ台キャンパスに移動。東京からは少し時間がかかる。我がチームメンバーLucさんは一番乗り、昨夜の岡山を深夜バスで出発、横浜に到着早朝到着、直接会場に来たという。相当な意気込みである。定刻の8時半までにはチーム全員が集合朝のミーティングを行う。
作戦のポイントは、とにかく興味を示したかたには丁寧にポスターの内容を説明すること、先生にも積極的にアプローチする。そして、ポスターにはバーコードが埋め込まれているが、その特徴を活かして各自がもっている携帯電話をバーコードにアクセスしてもらう。するとポスターと同じドキュメントが自分の携帯画面に現れ、メンバーの専攻などプロフィールと連絡先メールもわかる。ここで一連のプレゼンを締めくくるという手順である。

ここで、遅くなったが、我がチームのプレゼンの内容を説明する。タイトルは、”Cooperative Mapping for Humanity”。下記がそのポスターである。

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震災や難民地域などで身に降りかかる危険な何かが起きたときに有効な地図アプリの提案である。携帯電話とオープンリソースの地図コンテンツをつかうので低コストで実用的である。
利用法は、土砂や倒壊した建物の中に人がいる場合、GPS位置情報、写真、本人の簡単なテキストメールをアプリをつかって発信、災害時レスキューは常時チェックし位置を特定、いち早く現場に救出に向かう。もうひとつの働きは、災害・難民キャンプ・紛争などに巻き込まれた人たちが、安全な場所へ移動出来るように地図上にプロットする機能である。情報は現場の人が自分の見た状況を地図上にプロットする。
詳細は省くが、オープンソースの活用、人々が自分たち同士で情報を集め、伝え合う災害ネットワーク形成など、デジタル時代の情報のあり方の提案も含んだものであった。
そして、授業の最後、益東工大学長より発表があり、私たちのポスターセッションが第一位に輝いたのである。何歳になっても、褒められるのは、嬉しいしいものである。なにしろ、「教養先端科目」という授業の最終プレゼンテーション、32組(1組5名構成)の中から、我がチームは最優秀・第一位を獲得したのであるから。(青木繁)

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公開シンポジウム「移民と宗教」

東工大理工系学生能力発見・開発プロジェクト第13回シンポジウム
「移民と宗教~宗教の異なる人の共存~」

入管法改正案が閣議決定され外国人労働者の受け入れ拡大方針が決まった今、「多様な文化的背景をもつ人が共に生きるとはどういうことなのか」について考える。
日本人は無宗教だと考えている人が多いが、全てを円滑に受け入れられるのだろうか?

講師:星野壮先生(大正大学専任講師/僧侶)
弓山達也先生(東京工業大学教授)

日時:2019年1月17日(木)18:00~19:00(開場:17:30)
場所:大岡山キャンパス西8号館10階情報理工大会議室

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ポスターpdf

先端教養科目(3Q)で最優秀賞

今回のポスターセッションで一位の賞をいただいた講義は、博士課程必修の先端教養科:Path-Breaking LA coursesです。
私たちのプロジェクトグループ4名が発表したタイトルは、”Portable ICT Solution to Promote Peace and Health in Refugee Camp”です。取り組んだ課題は、難民キャンプ内ではコミュニケーションや、育の機会に問題があり、学校、教師、教材なども不十分で、そのために、基本的な言葉や数学の能力、将来の職業の機会、病気に関する正しい知識が不足していると指摘され、その解決策です。そこで、太陽発電を使った低予算(US$2500)のコミュニケーショHUBを作り、充電や、Wi-Fiアンテナを設置、海外のメディアが寄付したする教育コンテンツを提供する、基地を作る提案です。

今回、プロジェクトに参加した4名の背景はとてもユニークでした。東工大で建築を学ぶのYuval Kahlon,教育工学専攻のLuc Gougeon、情報通信専攻の吉屋英二、そして、教育テレビの制作を経験し今は宗教社会学を学ぶ青木です。異なる分野の視点がぶつかり合い、独創的なアイディアがあとまり、素晴らしい結果に結びつきました。ありがとうございました。(青木繁)

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日本いのちの教育学会第20回大会

◇日時:2019年2月23日(土):9:30-19:30
◇会場:横浜創英大学(横浜市緑区三保町1)
JR横浜線十日市場・東急田園都市線青葉台からバス
◇大会テーマ:自分らしく生きる―多様性を認める社会を求めて―
◇スケジュール(タイトルは仮題)
[午前]
・大会長挨拶 阿部眞理子(横浜創英大学准教授)
・会長講演「日本いのちの教育学会の20年を振り返って」
近藤卓 (日本ウエルネススポーツ大学教授)
・特別講演「私と娘 ゆき~それでも人生にイエスという~」
和田芽衣(写真家・第12回名取洋之助写真賞奨励賞受賞)
・教育講演Ⅰ「つながりが変える・つながりが変わる」
岩室紳也(ヘルスプロモーション推進センター[オフィスいわむろ]代表)
[午後]
・ポスターセッション
・会員総会
・教育講演Ⅱ「自分探しと生きるということ」
弓山達也 (東京工業大学教授)
・パネルディスカッション「 自分らしく生きる/多様性を認める社会とは」
和田芽衣・岩室紳也・弓山達也・近藤 卓
・ラウンドテーブルセッション
・クロージングセッション
・情報交換会

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いろいろ発表しました

9月に3本の学会発表(日本宗教学会、日本社会学会、日本スピリチュアルケア学会)して、9月から10月にかけて下記の3本の論考を出版いたしました。書籍はクリックするとamazonに、『宗教と社会貢献』はオンラインジャーナルに飛びます。(弓山達也)
・池上彰・上田紀行・中島岳志・弓山達也『平成論』NHK新書
・弓山達也「スピリチュアリティといのちの教育」が堀江宗正『現代日本の宗教事情』岩波書店
・河田純一・坂場優・富澤明久・福井敬・宮澤寛幸・弓山達也・渡邉龍彦「路上生活者支援の宗教性・価値・共同性―ボランティアはなぜお寺でおにぎりを握るのか―」『宗教と社会貢献』8(2)

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